4月20日の巡業記事

4月20日(土)。「かながわ労働プラザ」にて、紙芝居文化推進協議会主催の12回「21世紀紙芝居学校」が開講しました。

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やさしく温かい“紙芝居のまほろば”、紙芝居学校は今年も講演会と実演ライブで大盛況でした。

 主催団体の紙文協(渡辺享子会長)は平成22年度の神奈川県ボランタリー活動奨励賞受賞団体。紙芝居の魅力とその活用で子ども達の健全な育成をすすめる全国でも著名な団体です。

 そして会場の前は日雇い労働者の町といわれた寿町。そこで半世紀近い歴史を持つ「寿福祉センター保育所」(神奈川県匡済会)は私の紙芝居のホームグランドです。私の誇りの一つで、名刺の肩書には「寿福祉センター保育所紙芝居推進委員」が刷りこまれています。そんな私にとってゆかりの場所での紙芝居学校開講です。

 この日は午前中が紙芝居作家水谷章三先生の講演会、午後の「紙芝居ライブ」は昭和の街頭紙芝居を今に伝える梅田佳声先生と教育紙芝居の吉松美代子先生が200人の参加者を”紙芝居の宇宙”に引き込みました。

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 こうした時代が求める魅力的な活動とネットワーク作りを支えるのは会の江森事務局長を中心とした素晴らしい女性達。責任者の筒井さん、保士田、片岡さんなど錚々たる方々が会を支えました。澤田さん、佐藤さん達の男性陣も活躍しました。私も安室さんと司会進行を担当して大変勉強になりました。ありがとうございました。

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 この日のために打ち合わせを重ね、準備をすすめ相談し確認しながら進める細やかさは女性の素晴らしい結集力、と心から脱帽しました。皆様、本当に素晴らしいです!

「紙芝居ライブ」は梅田佳声先生の笑いの爆弾”梅田節”が炸裂!昭和の街頭紙芝居の街角が再現しました。

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 この紙芝居ライブは故・右手和子先生の思い出とともに私にとって思い出の宝物です。そのライブでの梅田先生の紙芝居です。ご紹介の時に私も胸は高鳴りました。

 演目は「ライオンマン」「天狗剣士」他。いづれも先生の代表作品のひとつです。よかったです。本当に面白かった!

 二番目の紙芝居は吉松美代子先生。爆笑王の後に演じる厳しさは演じ手なら誰でもわかります。でもさすがに吉松先生です。効果的に言葉をつなぎながら「ふうたのはなまつり」「おいしいおいしい本」そして「ねこはしる」、と続けながら”吉松先生の世界”を作り上げました。本当に魅力的な方です。

 私にとって大切で思い出深い紙芝居学校にもう一つ大切な思い出が重なりました。皆様本当にありがとうございました。

貞廣さん、野田さんありがとうございました。紙芝居群馬大会の塚越さんお久しぶりでした。“あややさん”、よい歴史博物館の紙芝居になりますように!

最後にスタッフ全員に江森事務局長が梅田先生の奥様が差し入れて下さった榮太郎アメを配ってくれました。「アメの嫌いな人はムチ」だって。