なつかし亭を見る

福祉の先進エリア、都筑区東山田の「新春ふれあい寄席」。大盛況の寄席は本当に楽しい春を呼ぶイベントです!

2月16日(日)、風は冷たいものの太陽の光は春本番。主催者のお二人のご挨拶で寄席の幕が開きました。

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 会場は北山田地区センター体育室。開演に先立って主催者側のお二人からご挨拶をいただきました。支え合い、見守り合いの地域づくりに献身的に取り組む「東山田ボランティア友の会」代表の宮田洋子さんと事務局として地域を支える「東山田地域ケアプラザ」の堂前所長です。お二人ともやさしく、あたたかく、そして魅力あふれる方。なつかし亭が大好きな方々です。

太神楽の鏡味味千代姐さんの曲芸からスタート、入船亭扇里師匠の本格古典落語が続きます。

 味千代姐さんは高校時代にフランス留学の経験もある方。語学に堪能で広告関連会社の社員から曲芸師の世界に転じた異色の芸人と言われています。

 あごや額に棒や板をのせて上に器を積み重ねる「五階茶碗」にお客様は息をのみ、傘回しにため息が出ます。本当にすごいです。そして会場の小学校2年生の女子児童を舞台に招いて傘回しの実技の指導、紙風船を本当に上手に回しました。会場からは大きな拍手が送られました。

 この“天才少女”。実はなつかし亭の古くからの友人、村田さんのお孫さん。びっくりです。本当に“栴檀(せんだん)は双葉より芳し”ですね。将来がお楽しみです。

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師匠は本格的な古典落語二題です

 最初の演目は「長屋の花見」。おなじみのお題ですが、近所の「山田富士公園」は名代の桜の名所。それに貧しくとも、何はなくとも住人達が楽しく春を迎える風情を楽しんでほしいと師匠にお願した演目でした。いかがでしたか。私は楽しくてしかたありませんでした。面白かったです。

 最後の一席は「明烏(あけがらす)」。ご存じ「廓(くるわ)」噺の名作です。でもさわやかです、明るいです。品の良い若旦那の主人公が、扇里師匠のイメージに重なりますよ。楽しかった。

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会場設営からお客様のご案内、受付から木戸銭まで皆様本当にご苦労様でした

 さすがと感心するボランティアの皆さんのレベルの高さです。ご夫婦でまたお一人で愉快に明るく地域活動を楽しんで下さる姿が印象的です。担当の辻本さんも複雑な会場の設備を事前に打ち合わせ下さり、自前のマイクを持参するなどこの日の円滑な運営につなげて下さいました。本当にありがとうございました。

 不慣れな司会を担当したなつかし亭は、数日前から大変に緊張してこの日にのぞみました。でも皆様に助けられてなんとか終了。高座の移動なども客席の顔見知りのお客様にお手伝いしていただきました。申し訳ありません。でも大変助かりました。

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会場に隣接の高齢者グループホーム「朝日のあたる家」の中塚ホーム長、柳田さん本当にご親切に対応いただきありがとうございます。感謝です。またぜひお会いしたいです。ありがとうございます。