なつかし亭を見る

創立43年の寿福祉センター保育所は“金メダル”の保育園。なつかし亭の紙芝居が似合う街で、拍子木の音が響きました。


 10月28日(金)、なつかし亭が“紙芝居推進委員”を務める寿福祉センター保育所で“今月の紙芝居”を上演しました。この保育所は昭和43年にそれまで寿町の皆さんのための労働・福祉相談センターとして使用されてきた建物を活用して誕生した保育所(園)です。そのため保育所として内部はユニークな空間がいっぱい。高い天井のホールや随所に強度補強のための梁が付けられ、なにか愛嬌いっぱいの建物で、温かくやさしい雰囲気を醸し出しています。

舞踏会ができそうなホール 梁がしっかり支える


建物、名称、園長先生そして職員と園児達。みんな、なつかし亭は大好きです。

 “寿福祉センター”という園の名称も本当にユニーク。うっかり近所のお年寄りが立寄りそうな名称です。でも子ども達は、この名称をみんな知っています。紙芝居の冒頭の「なぞなぞクイズ」の第一問、「この保育園の名前」そして「園長先生の名前」。全員が大声をあげて挙手して答えてくれます。「ことぶきふくしせんたーほいくしょ」「むらたよしお えんちょうせんせい」と正式名称での正解です。


南雲主任の拍子木 最初は年少・年長組の合同


 紙芝居は、この日出張中の村田園長先生に代わり、南雲早苗主任保育士が開会の拍子木を打ってくれました。さすがお上手です。思わず、「拍子木名人の1番は村田園長先生、2番は南雲先生、3番が私」というと、園児達はうなずいていましたよ。(満場一致)

 紙芝居の演目は、「ひもかとおもったら」「ねずみきょう」そして年少さん達が退場した後に、年長さんには街頭紙芝居の“まぼろし探偵長”第4巻を上演しました。南雲先生のコメント。「“まぼろし探偵長”はいつもドキドキして、次回が気になりますね」。ホントですね。50年前の昭和の時代の子ども達も同じだったと思います。


画像の説明

 なつかし亭も“人をつなぎ、時代をつなぐ”紙芝居を目指して、多くの方のご指導とご厚意で皆様とご縁ができました。本当に感謝しています。またいつも陰で見守って下さっている、神奈川県匡済会の上野理事には感謝を忘れません。夏から秋になり、やさしい日差しの中をいっぱいの感謝でみなさんに手を振りました。バイバイ!また紙芝居見てね!


寿町の広報誌「いぶき」は、街の話題がいっぱいのタウン・ニュースです。その10月号の表紙・今月の1枚に【寿町敬老交流会】でのなつかし亭紙芝居の上演写真が掲載。編集担当の松本貴視さん(財団法人 寿町勤労者福祉協会)の優れた腕前で、切り取って下さった写真には紙芝居を見つめるお年寄りのアップと園児達、そして拍子木を打つ紙芝居の上演風景が1枚の映像におさまっていました。松本さん!本当にありがとうございます。