秋の風の中、4か月ぶり「府中の森」の紙芝居

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 夏の炎暑に続く残暑の中、6月から保育園や各種イベントの街頭紙芝居もすべてお休みしました。演じ手だけでなくお客様にとっても生命を守る上で上々の選択と思います。そして10月19日(土)は久しぶりの府中市郷土の森での紙芝居です。
 この会の特徴は毎回新しいお客様で、それも上演中に来園者のグループや家族連れが”入れ代わり、立ち替わり”参加して下さる”街頭紙芝居”であることが大きな学びになります。1回目の13時の会は、年配のご夫婦や子連れの家族など15人。14時の2回目は車椅子の高齢者と付き添いの方々を含めて25人の方々です。
 演目は①「こぞうさんのおきょう」(新美南吉:原作、岡野和:画)、落語紙芝居「ぞろぞろ」(渡辺享子:画、三遊亭圓窓:脚本)②「ごん助じいさまとえんま大王」(わしおとしこ:文、伊藤孝行:絵)、「落語・大岡裁き 三方一両損」(渡辺享子:絵、茅ケ崎紙芝居研究会”さわやか”:脚本)、いずれも景品付きの「謎々クイズ」を加えて構成しました。
 自己評価は、「こぞうさんのおきょう」が”天・地・人”の三段階評価で”天”、それ以外は”地・人”です。つまり、1作のみが合格点の辛口評価です。小僧さんは浄土真宗で唱える「正信偈」を和尚様の代わりに檀家さんの法事の導師を務めるため必死に練習します、その原作に沿って私も取り組んだのが良かったです。結局、小僧さんはお経を法事の場で失念して、代わりにわらべ歌の歌詞を即興で読経するのですが逆に、皆さんに喜ばれるという結末。下読みを重ねた私が、小僧さんになったような気分になり演じました。これから稔りの秋です。人生のハプニングが混乱や不安に直結させず、切り換えて新たな出口を探していく・・。私もひるまず、たじろがず、けなげに真っすぐ、秋空に浮かぶ白い雲を目指して一歩前進します!

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