横浜市西区内の子育て世代の皆様の紙芝居

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 日中の厳しい日差しも朝晩はすっかり秋の風が吹く連休の初日。横浜駅西口から徒歩10分の会場にはたくさんの子育て世代の方々が集いました。お母さんに混じりお父さんの姿も見られます。毎月、上演を重ねて声をかけてくれる子ども達も増えてきました。いつものように「エレクトーン演奏とアンパンマン紙芝居」を演じる女性グループとの共演です。
 演目は「ぞうさんきかんしゃ、ぽっぽっぽ」と「いそおんなのでる海」の二作です。「ぞうさんきかんしゃ」は今月2回目の上演ですが回を重ねるたびに、街頭紙芝居風になってくるのが不思議です。楽しく、おもしろく8枚の絵が広がります。もうひとつの「いそおんな」は、逆に教育紙芝居風の上演となりイメージ通りにはいきませんでした。これまで何度も演じている紙芝居ですが、今日はなぜか16枚の絵のボリュームに圧倒されてしまったようです。
 お客様の反応もメーンの子育て世代のお客さま、というより年配者と意外に子ども達が真剣に最後まで見てくれました。ストーリーは母なる海で不思議な出会いをした若い侍。その”いそおんな”とは妖怪や怨霊ではなく、誕生する生命を育む母なる海の化身そのものでした。青年の素直な情熱とけなげな勇気、そしてそれを見守る母なる生命。考えると難しいテーマです。
 しかし上演に失敗することで本物が見えてきます。受けないことで、喜んでいただくきっかけがわかってきます。帰り道、歩道の花壇には”黄花コスモス(キク科・メキシコ原産)”が咲き競います。これから秋が深まるとおなじみの清楚な”秋桜(コスモス)”が季節を彩ることでしょう。また来月、秋の花々と出会いたいです。