西区岡野町へ週末の紙芝居巡業です

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 桜の季節が一転、強い日差しが気になる四月です。週末は全国的に荒れる天気予報ですが、今日は毎月訪問する横浜駅西口近傍の岡野町の施設に巡業です。今日は土曜日のためか、いつもの未就学児や保護者の方々の中に小学生の姿も見かけます。
 その中に、20年ほど前に環境活動に取り組んだメンバーのお顔がありました。毎年、4回発行していた環境のテーマの”季刊フリーペーパ”は5年近く継続しましたがそのメンバー、サワムラさんとスガヌマさんの二人です。最初に登場した”ガールズグループ”の音楽と紙芝居「あんぱんまん」に続いて、私は街頭紙芝居「お山の金ちゃん」と宮澤賢治の「グスコーブドリの伝記(前編)」を上演しました。所定の時間に合わせて裏書を書き換えましたが16画面の、脚本・堀尾青史、画・滝平二郎の作品は大変勉強になりました。
 しかし現物も賢治原作の「オリザの苗」を「稲」に言いかえ、田んぼを意味する「沼の畑」も登場しません。それでも原作の強い意志と迫力を反映させた「堀尾脚本」を、更に私は”やさしく””あたたかく”手を入れさせていただきました。
 毎回、常にお客様の出入りや移動があり上演の環境が厳しいだけに、本当に勉強になります。そして終演後の達成感が私の紙芝居をまた活性化させてくれます。今日もそうでした。原作が上梓されたのは今から90年前の昭和7年3月。でも、今も動き続ける心臓のように”ドクン!ドクン!”と時代を越えた名作の鼓動が聞こえてくるようです。来月は「グスコーブドリの伝記(後編)」です。頑張ります。