横浜市歴博「街頭紙芝居デビュー講座」第4回開催

画像の説明 画像の説明

画像の説明 画像の説明

 横浜市歴史博物館で10月から開催されている「街頭紙芝居デビュー講座」。その第4回「街頭で演じる」の公開講座を受講しました。講師は大阪の「塩崎おとぎ博物館紙芝居”三邑会”」の古山千賀子さん。36歳の頃から大阪の街頭紙芝居の「絵元」、三邑会故・塩崎源一郎さんに師事して昭和の時代を、子育てと家業の鮮魚商を両立しながら演じてきた。昨年に続いて大阪からこの講座のために来浜されました。
 今年の公開講座の参加者の中には中野晴行先生がいらっしゃいました。先生は戦後の日本漫画の嚆矢、手塚治虫のデビュー作「新宝島」の共同作者の酒井七馬をテーマとしたノンフィクション「謎の漫画家 酒井七馬伝」の著者。取材においでになられた”子ども文化研究所”の高瀬あけみさんのご紹介で、ご挨拶させていただきました。ありがとうございました。街頭紙芝居を昭和の時代に演じられた無名の紙芝居師の多くは鬼籍に入り、師匠の故・鷲塚隆さんもその一人です。しかしその口跡は忘れらえても、演目が残りその演じ手のこころざしが時代を越えて継承されいます。また、そのささやかなお手伝いが昭和と平成の時代を生きる私の使命でもあると思っています。今日はその決意をまた、あらたにしました
 中野先生、高瀬さんそして大阪から来て下さった小山さん、ありがとうございました。今から30年以上前の「昭和61年5月22日」の新聞紙面に”三邑会”塩崎源一郎さんのインタビューが掲載されています。「(紙芝居の演じ手に)この先、お母ちゃんたちがもっと増え、定年後のおじいちゃんたちも現れてくれれば町全体ももっと元気になるでしょうね」と。横浜最後の街頭紙芝居師と言われた、鷲塚師匠の思いと紙芝居に託した願いが時代を越えて交差して、日本の東西で重なります。私も、ささやかでも横浜の街頭紙芝居のともしびをつないでいきたいです。
*tvk「テレビ神奈川」お昼のワイド番組「猫の額ほどワイド」'(平成29年12月5日《火》0時~1時30分)に10月収録し'た歴博ラスサタの映像が編集・放映されるとのことです。その時間内のどこかに、なつかし亭と”黄色いつなぎの山形君”が登場することになりそうです。さて、どうなるか。お楽しみです!というより当人はドキドキです。