歴博の街頭紙芝居「風雲流五郎」を借用しました

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 横浜歴史博物館に故・鷲塚隆師匠がご寄贈された街頭紙芝居「風雲流五郎」の数巻の借用に訪問しました。9月30日(土)~10月1日(日)の二日間、鶴見区区政90周年の「わくわく祭」でJR鶴見駅東口の街頭紙芝居の演目に検討しています。この紙芝居のヒーロ、風雲流五郎は漫画月刊誌「少年画報」連載の”武内つなよし”作「赤胴鈴之助」の紙芝居版ともいえるチャンバラ冒険活劇です。

 昭和の20年~30年代、チャンバラごっこに駆け回っていた私達のヒーローは、漫画の主人公「赤胴鈴之助」や「まぼろし探偵」「矢車剣之介」「快傑ハリマオ」です。もちろん「鉄人28号」「月光仮面」も人気ですが遊びの活劇の主人公となると巨大な悪に立ち向かう波乱万丈の冒険や人生の正義感、使命感に子ども心が激しく共鳴したものです。正義の味方はカッコイイ!それが昭和の時代の価値観だったかもしれません。今度のワクワク祭りは、そんな昭和のヒーロー達の”復活!紙芝居大会”にしたいです。さてどうなりますか。

 私の同級生で日本の創作舞踊を代表する”正藤流家元”正藤勘扇(まさふじかせん)の聞き書き「花ぞろい 正藤流」を10年前に東京新聞出版局から出版しました。元東京新聞校閲部長の大崎春哉先生が校正をしてくださいました。その取材中、家元と昭和のなつかしい話題に花が咲きました。時代劇の大看板里見浩太郎さんにずい分と応援していただき、そのご子息が一門で支えて下さっていることなどをお聞きしました。家元の創作舞踊にもチャンバラのテンポとリズムが躍動します。昭和の団塊世代には正義が悪を倒す”チャンバラの世界”が血となり肉となって,DNAの中に組み込まれているような気がします。私にもその血が流れ紙芝居の推進力になって今の私があります。

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