故鷲塚師匠の笹堀のご自宅を訪問いたしました

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 平成28年10月11日、この日は故・鷲塚隆師匠の4回目のご命日です。ご自宅の仏壇のお写真の前で手を合わせ、近況をご報告いたしました。鷲塚さんが横浜歴史博物館の刈田均主任学芸員を通して寄贈された、”街頭紙芝居・紙芝居舞台一式”が昨年11月に「横浜市有形民俗文化財」に指定され一年が経過します。そして今年の秋は横浜市中央図書館で永年所蔵されていた”鷲塚コレクション”とは別の街頭紙芝居が平成28年11月22日(火)~12月18日(日)まで企画展として展示・開催されると、お聞きしています。”街頭紙芝居の風”が鷲塚さんの思いをのせて、また吹き始めました。私も、その企画展にあわせ11月29日~30日の二日間、中央図書館玄関前で街頭紙芝居を上演させていただきます。

 それに先立つ10月15日(土)①11時~、②12時30分~、③14時~の3回、鷲塚さんの自宅・ファミリー丸岡の駐車場で毎年追悼の心を込めて開催させていただく紙芝居に取り組ませていただきます。毎年鷲塚師匠を一番身近に感じる秋のひと時です。

 今日もいつものようにご自宅の笹堀商店街をチラシを配りながらお声をかけます。鷲塚さんを懐かしむお声が返ってきます。ありがたいと思います。私自身、鷲塚さんから街頭紙芝居の演じ方について詳しくご指導を受け、演じ方を学んだ訳ではありません。しかし、貴重な街頭紙芝居を歴博に寄贈され時代を超えて継承を願う熱い心、そして街頭紙芝居の魅力あふれる”宇宙”の再評価、それらが私の心としっかりと重なる思いです。今から6年前、平成22年7月~9月の「歴博・大紙芝居展」で鷲塚さんにお会いして以来、すべての感謝をこめて「鷲塚師匠」とお呼びしています。

 鷲塚師匠!いつもいつも背中を見ながら、紙芝居を続けています。4年前に歴博でご寄贈された街頭紙芝居のお披露目の上演がありました。師匠は入院先から、刈田学芸員が送迎されて会場で、私の紙芝居を見て下さいました。その時頂いたご指導は忘れません。その時の師匠のお写真は、今も私の座右にあります。各地の紙芝居上演会で取り組んできた私なりの一年のみのり。それを師匠にご報告するつもりで上演いたします。本当にありがとうございます!