歴博6月のラスサタを取材していただきました

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 梅雨の雨模様の中、6月のラスサタが開催されました。今回は”テレビ神奈川”が横浜市の広報番組「はまナビ」(毎土曜午後6時~6時30分、地デジ・チャンネル3で放映)の取材で昨年、市有形民俗文化財に指定された”街頭紙芝居の鷲塚コレクションの紙芝居”にカメラを向けて下さいました。ありがとうございます。

 出演した高橋綾さんが「大怪獣ダイラ」と三邑会の「クイズ」や「漫画」を上演、私は「風雲流五郎」(17巻~19巻)、「赤外流星人(32巻)」、そして「ジャングルボーイ(12巻、21巻)」「お山の金ちゃん(3巻他)」を上演しました。3回の上演で100人近いお客様が見て下さいましたが、「ジャングルボーイ」は巻の滅失や絵の欠落があり連続上演ができませんでした。「街頭紙芝居」の持つ〝宿痾(しゅくあ)”です。世界に一つしかないだけに半世紀以上の経過による滅失や毀損・廃棄は悲しい宿命、避けがたい運命だと気が付きます。

 でも鷲塚さんの寄贈があればこそ、貴重な紙芝居が今日も上演できましたこと本当に感謝です。今から4年前の平成24年7月29日(日)、鷲塚コレクションの歴博での「お披露目上演会」には入院中の鷲塚師匠がおいでくださいました。送迎は刈田均学芸員で病院(自宅)と往復してくださいました。その3カ月後に師匠はご逝去されました。その日を前によくぞ貴重な紙芝居を遺してくださいました。鷲塚師匠”ありがとうございます!”。梅雨空が一転、雨が上がり光があふれます。これからまた頑張って次代に継承してまいります!