福岡で桜の開花。紙芝居はこれから!

画像の説明 画像の説明

画像の説明 画像の説明

 午前中の激しい雨が上がり、午後は港北図書館で紙芝居上演です。しばらくぶりの巡業日記です。成年後見人をしている高齢の叔父夫妻の体調不良の対応などで心を奪われ紙芝居にご無沙汰してしまいました。今年も3月11日がやってきました。東日本大震災を契機にスタートした”なつかし亭紙芝居”のHPも数えれば五年目を迎えます。また心新たに取り組んでまいります。

 紙芝居は教育紙芝居「西遊記かえん山を超えて(前編)」「いなむらの火」に加えて街頭紙芝居「ジャングルボーイ31巻」を上演しました。「いなむらの火」は”1989年2月版”と”2011年6月版”の画家の異なる童心社発行の2作がありますが、今回は最新版を含めて30人ほどのお客様に3作を一気に上演しました。”ジャングルボーイ”以外はすべて初めて。緊張を楽しみ、行きあたりばったりを自嘲しながらよい勉強になりました。

 紙芝居は、”構成力”の上にリズムとテンポの演技力が相乗して”半径3Mの宇宙”が完成します。今回はその構成を無視して上演したことで、皆さんは少し疲れたかと思います。更に鷲塚コレクションの「横浜市有形民俗文化財指定」の宣伝を重ねてことで少し”肩が凝った”かもしれません。

 そんなとき、いつも自分に言い聞かせるように一言をつぶやきます。「ゴメンネ、ゴメンネ~」と。相撲界では「負けて覚える相撲かな」。落語界では「蹴られる稽古」。そして人口に膾炙(かいしゃ)した昔からの言葉では「失敗は成功の母」なのです。本当に良かったです。毎回、紙芝居を重ねてその真理をかみしめます。自身を磨かせていただくこと、苦手なことに取り組むこと。嬉しい出発にしていきます。ありがとうございます。