街頭紙芝居の”クイズ”は演目か、色物か?

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 街頭紙芝居は、時代物、少年物、母子・哀惜物、冒険科学アクション、漫画など多様なジャンルで形成されています。それは印刷された教育紙芝居が普及して、さまざまな場所や年齢層に応じて活用されることでさらに広がりました。地域再生への試みで民話や昔話が紙芝居に仕立てられています。紙芝居の風が全国で吹き始めています。

 しかし紙芝居は例えば、連続して1時間の上演では当然に工夫が求められます。観客の集中力は個人差はあるものの30分を超えると急に低下します。そのため演じ手は構成を考え、漫画をはさみトークやクイズで時間をつなぎます。謎々・クイズが”色物”と言われるゆえんです。

 でも、寄席等の”色物”と決定的に相違する点があります。先月の「ほのぼの寄席」に出演の三味線漫談「柳家小春姐さん」も、自分の芸に真剣に向き合い、日々の練習に加えて音楽系芸人との”他職種交流”を重ねて練り上げていると。その通りだと思います。私も紙芝居の謎々・クイズの際には単に”お客いじり”に終わらないように、お客様の空気の活性と場面転換を目的に取り組ます。

 それでクイズを自作していますが難しいです。前回のクイズも、”わからない”、”難しい”との声が。詳しくお聞きすると”絵が下手で、答えがわからない!”と。”クイズ”以前の問題でした。ゴメンネ、ゴメンネ・・。