本年最後のラス・サタ紙芝居。出発の12月です。

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 12月のラス・サタが終了しました。1年最後の月末土曜日、3回公演の街頭紙芝居です。特に現在、故・鷲塚隆さん寄贈の街頭紙芝居の平成27年横浜市有形民俗文化財指定に伴う「特別展」開催中の公演です。ありがたく、感謝の中で一年間の締めくくりを実感します。とは言っても明日の、12月27日(日)の紙芝居上演が本年最後の楽日となりますが、ラスサタの最終回は思いもひとしおです。

 今日の演者は和田さん、高橋さんそして私。「少年スピード王」「大怪獣ダイラ」そして「赤外流星人」の先月に続いての続編の上演です。1回目37人、2回目33人そして3回目は22人のお客様が見て下さいました。子どもも大人も、常連さんも初めての方も同様に楽しんでくださることに本当に感謝です。

 私はいつもの袢纏ではなく、擦り切れた古い革ジャンパー姿で上演しました。今年亡くなられた梅田佳声先生が5年前、子どもの文化研究所で初めて街頭紙芝居を上演された際に、私に前座上演のお話をいただきました。「鷲塚さんの紙芝居を演じて!」「子どもの文化研には私から話をしておきます」と、直接のお電話。先生は私の出演のため、直接”子ども文化研”に足を運ばれたともお聞きしました。「教育紙芝居」の日本を代表する殿堂、専門教育機関・研究施設です。先生のご配慮を思い出すと胸が熱くなります。ありがとうございます。

 その上演の際に着用していたジャンバーです。当日は梅田先生よりも地味な服装で、なおかつ演目の「少年スピード王」のイメージで自分なりの個性を輝かせたいと考えました。出来栄えのほどはわかりません。でも古びたジャンパーには思いが深く、梅田先生を偲びながら明日を含めて今年の最後の3日間はこの革ジャンが紙芝居の制服です。本当に思いが深い一年が終わり、また新しい歳がめぐります。ありがとうございます。