7月港北図書館紙芝居、開催!

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 港北図書館第三土曜日の紙芝居、開催しました。梅雨の終末期の台風襲来の後ですが残念、「台風一過の晴天」とはならず湿度の高い、雨模様の午後です。悪天候にもかかわらず都筑区区民活動センターの後藤美穂さんが取材においでくださいました。そして先日、都筑区の小森さんとお話を聞いて下さった須田さんもご来場。また、都筑区シニアセンターの三上さん、本当にありがとうございます。

 木下豊館長のご挨拶があり紙芝居はスタートしましたが、私が緊張してしまい満足する紙芝居ができませんでした。本当に、”キンチョーの夏”です。それでもお客様は、子ども達と大人の方々で46人とのこと。私も、「たべられたやまんば」「ごんぎつね」そして街頭紙芝居の漫画「エリ子さん」を上演しました。

 鈴木出版の「ごんぎつね」は初めての上演、大好きな新美南吉原作ですが枚数とセリフが多く大胆にカットしたのですが、少しだれてしまいました。鈴木出版の最近の名作シリーズは私も何部も購入しています。「てぶくろを買いに」「モチモチの木」「蜘蛛の糸」等ですが、一方長大なセリフと絵本仕立ての構成には厳しい意見も出されます。鈴木出版の関係者が同席している会で、”1本の上演に30分もかかると紙芝居の会での上演は難しい”と厳しい意見が出ていました。私も同感でした。今回は、もっと読み原稿を大胆に整理すべきと反省しています。

 でも新美南吉ファンの私には少し遠慮がありました。よい勉強になりました。また頑張ります。紙芝居の修行は、山登りに似ている気がします。頂上に至る道は多様で、体力と知力により自由な選択肢があるのです。新美南吉の俳句にも登山の句があります。病に倒れ、帰郷して回復に向かいつかぬ間の元気な時間を得て、生徒を引率して富士山を登山した時の句です。その後、再び倒れ、29歳で夭折されましたが故郷の半田市の矢勝川の土手は、「ごんぎつね」にも登場した彼岸花で真っ赤に彩られます。時代を超えてなお南吉の思いが今に伝わります。

    焼原に ただ夏陽照る ただ登る