「エメリヤンとたいこ」二大巨匠の作品を準備中!

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 5月の紙芝居の上演作品に「エメリヤンとたいこ」を準備中です。高橋五山と小谷野半二の巨匠二人の作品です。「高橋五山」は紙芝居の金字塔として半世紀以上の歴史を持つ「五山賞」のご本人。そして「小谷野半二」は、第一回「五山賞」の受賞者であり、戦中の”国策紙芝居”の代表作・名作の著者として多くの人に知られています。

 3年前に神奈川大常民文化研究所が250巻の”国策紙芝居”を購入し記念公開シンポジュウムを開催しました。第一部の上演会を担当した私が厳選した上演候補作には小谷野半二の「チョコレートと兵隊」「空の軍神加藤少将」「櫛(くし)」「英東洋艦隊全滅す」など多数が残りました。結局、私の”紙芝居の研修”を受講した放送研究会の学生さんが「チョコレートと兵隊」を読み、私が「空の軍神加藤少将」を上演し、私は他に戦後”少年ケニア”を著した山川惣治の「神兵と母」を上演しました。

 小谷野さんは同じ国策紙芝居の画家で、米軍の空襲で死亡した西正世志氏とともに不思議な世界を奏でて、引き込まれるような魅力と余韻にあふれています。

 この教育紙芝居「エメリヤンとたいこ」は全く異なる紙芝居の世界です。わかりやすく大きな絵、クリアーな構図そして鮮明な配色でお年寄りから子どもや保護者も喜んでくれる紙芝居を発見です。タイコの音を工夫して練習します。紙芝居を通して私自身が発見と挑戦の旅をしています。

 *「おすすめ紙芝居400冊」は紙芝居文化推進協議会が編集協力した素晴らし紙芝居入門書です。ガイドブックとしても最高ですが、そこには小谷野半二の「はなのすきなおじいさん」が紹介されています。お問い合わせは、紙文協江森さんまでお願いいたします。