川崎市高津区のイベント紙芝居を見に行きました!

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 春になって各地で楽しい地域イベントが開催されています。今日は、川崎・高津区”末長久保台公園”のフリーマケットで開催された「読み聞かせと紙芝居」を見に行きました。

 手作りの温かさとなつかしい賑わいの中、藤棚の下の砂場をブル―シートで覆って、紙芝居広場が完成。自転車の紙芝居舞台の立派なステージで、拍子木が鳴って紙芝居の始まりです。登場したのは、現在ボランティアで紙芝居を上演している望月さん。冒頭に昭和の”街頭紙芝居”を説明し、拍子木を鳴らし太鼓をたたいて”教育紙芝居”の「さらやしきのおきく」を演じました。おもしろかったです。

 教育紙芝居の演じ方については、かつて私自身が多くの先輩に”ご指導”をいただきました。ある方は、”演じ手は顔を見せない方がよい”と。またある方は、”声も聞こえない、顔も見えないのが紙芝居?”と。今、私は自身の紙芝居の目的と演目によって自分の演じ方で”紙芝居の宇宙”を作っています。

 故・鷲塚隆師匠はお客様の眼を見ない方でした。傍で見ているとそれがわかります。ある時、お聞きしました。「師匠はお客様の正面を切りませんが、どうしてですか?」と。鷲塚さんはニヤッと笑って一言、お答えになりました。「そりゃ、恥ずかしいからだヨ!」。

 ”横浜最後の街頭紙芝居師”と言われた方です。横浜歴史博物館のエントランスホールを満場のお客様であふれさせた方です。でも”恥ずかしいからだよ”と、見せる笑顔を本当になつかしく思い出します。

 私も師匠の気持ちがよくわかります。でも鷲塚さんの思いを継承するために、”恥ずかしい”けどお客様の顔と目を見るように努力しています。これからも師匠の紙芝居をお伝えするために頑張ります!本当にありがとうございます。