10月の歴博ラストサタデイ紙芝居開催

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 横浜歴史博物館”ラストサタデイ紙芝居”「おもしろいぞ紙芝居」は、故・鷲塚隆さんの貴重な「街頭紙芝居」を上演して3人の紙芝居演者が上演を担当しています。定例化してから今年で2年目を迎えます。横浜市民の貴重な文化資源、昭和の文化遺産として歴史博物館がレプリカを製作して下さり、単なる保存ではなく上演を含めて活用する”動態保存”型で次代に残す試みが定着しています。全国の博物館では耳にすることのない画期的な紙芝居の保存です。

 秋の一日、館内は話題の企画展示「大おにぎり展」で大盛況でしたが刈田均学芸員と演者の”あややさん”がすべて準備して下さった玄関わきの「軒下自転車ステージ」で、なつかし亭も3回の上演に参加させていただきました。いつもながら本当にありがとうございます。

 若い方々が目立つ館内は、街頭紙芝居の”上演ムード”の浸透度が今一つの感があり、当初はお客様も少なく苦戦しましたが、最終回にはいつもの楽しい街頭紙芝居となりました。

 演目の「赤外流星人」は”あややさん”熱演の中、ついに最終回、完結編を迎えました。「月光仮面」こと祝十郎が、”世を呪い人々に仇なす”悪漢赤外流星人を殲滅して大団円。結構でした!楽しかったです。「連続性」を身上とする街頭紙芝居で”最終回”はなかなか巡り遇えません。私もいつか、街頭紙芝居の「完結編」に巡り合いたいです。いつもながら、紙芝居を遺してくださった鷲塚隆師匠に感謝の思いがひとしを感じられた秋の一日でした。