港北図書館紙芝居の会、開催しました

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 9月第3土曜日は港北図書館紙芝居の会。担当はなつかし亭です。街頭紙芝居「天馬の怒り(第5巻)」「お山の金ちゃん(393巻)」と教育紙芝居「ペンギンのタウタウ」、そして初めての演目「こぞうさんのおきょう」を加えました。「こぞうのおきょう」は昨年、生誕100年を迎えた新美南吉の原作に岡野和さんがやさしい絵を描いています。今年4月の紙文協「21世紀紙芝居学校」の会場で購入しました。

 檀家の法事に和尚さんの代わりに、こぞうさんが出向きます。途中、ウサギに呼び止められて遊んでしまい、お経の文句を忘れます。さあ、困った。10枚の短い紙芝居に、やさしく温かい新美南吉の世界が広がります。さてこれをどのように演じたらよいのでしょうか悩みました。

 檀家では、忘れたお経の代わりにウサギから教えてもらった「むこうのはたけにボタンが咲いた~」と読経する”こぞうさん”。さすがに”門前の小僧さん”で、上手です。そしてウサギは可愛いお友達のイメージでなく、”姐さんウサギ”にして登場させました。”帰命無量寿如来~”とみ仏様へ感謝のお経文の代わりに”ボタンが咲いた~”と教示する知恵は”相当な苦労人”と見えます。泉下に眠る新美南吉が聞いたらどんな感想を持たれることでしょうか。会場の子どもから年輩の方まで37人のお客様はそれなりに紙芝居の世界を楽しんでくださったようです。やさしく受け入れて下さいました。今日もよいお客様で本当によかった。感謝です。”帰命無量寿如来、帰命無量寿如来~”