第8回ぷーく劇場、17本の紙芝居楽しみました

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 新宿南口の雑踏を抜けて数分、会場「プーク人形劇場」に着きました。開場10分前でしたが20人近い方の行列ができています。待ちに待った年1回の全国「紙芝居」オールスターの競演の舞台が幕をあけます。

 偶然お会いした榎本千賀さんのお隣で午後の部の紙芝居17本を堪能いたしました。紙文協でもお会いする佐藤まもるさん自作の「ハッピーあかちゃん」も登場して本当に楽しみました。また大好きな”ノマリン”こと野間成之さんは「となりのさくら」で登場。落語風の面白さ、可笑しさが爆発です。

 最後の大トリは、もちろん梅田佳声先生です。「黄金バット」(怪獣編)で”ネッシー”みたいな怪獣を退治して、次の怪獣”ラゴーン”につかまってしまうところまでの愉快・痛快、冒険大活劇です。梅田先生流の味付け、構成がとにかく面白かったです。街頭紙芝居を芸術の域に昇華させています。本当にありがとうございました。

 以前の勤務先の近く中区黄金町には桂歌丸師匠がお住まいです。技能文化会館オープン記念の講演依頼で担当者としてご自宅を訪ねたこともありました。その師匠のお話では「同業者から学ぶときは上手な人からではなく、下手な演じ手の芸を見ると学べるよ」と言われたことを思い出しました。今になって、なるほどと思い当ります。その意味で今回は私より素晴らしい、名人上手ばかりで”十分な学び”にはなりませんでしたが、これから私も自分の”紙芝居の宇宙”で頑張ろう!と強く啓発されました。今回のチラシを送って下さった梅田佳声先生!本当にありがとうございました。

 会場の外で、子ども文化研究所の鈴木孝子さんとお会いできました。ありがとございました。夜の部は欠席して帰宅しましたが夕暮れが迫り、さわやかな春の風が新宿の街を吹き抜けました。