街頭紙芝居自転車舞台の完成迫る

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 なつかし亭の積年の夢でもある”街頭紙芝居舞台”の完成が目前です。川崎市の持田さんに昨年末にお願いした”自転車舞台の製作”ですが、お忙しい中ひとつひとつ私の思いを受けとめて誠実に製作してくださいます。

 今日は、持田さんのご自宅で製作途中の”自転車紙芝居舞台”を拝見しました。本当にうれしいです。私の希望はひとつです。故。鷲塚師匠が歴史博物館に寄贈された自転車舞台の再現と、それに加えてなつかし亭らしい何か”ひそやかな宝石”を加えた、つまりオンリーワンの”紙芝居舞台”が希望です。それを十二分に盛り込んでくださいました。

 当時の鷲塚師匠にとっても、また多くの同業者達にとって生活の糧である自転車舞台は機能的な道具としての意味しか持ちません。しかし、年を重ね、愛着を感じ思いを重ねるとその”道具”にも深い思いが湧いてきます。そのため練達の街頭紙芝居師は紙芝居上演の技術を練磨し、子ども達の集客に腐心してその上で紙芝居の舞台や道具類にもささやかな自分らしさを込めました。今回はそれを持田さんが実現してくださいました。感謝です。さて、その”ひそやかな宝石”とは、完成までのお楽しみであります。