故郷のお盆の墓参り!あたたかく、やさしい風にいやされました
新潟県新発田市は人口約18万人。下越地方の産業と農業、伝統文化の中心都市。その近郊の妻の実家に帰郷しました。8月15日~17日、子どもの頃の水遊びの小川、通学路だった「〆切(しめきり)橋」からの二王子岳の気高くそびえる姿は変わらぬ故郷の美しい風景でした。
その故郷にお父さん、お母さんが元気でいること、それがいつも心の支えです。今年の春には、なつかし亭の紙芝居を屋敷の庭でご近所の井上さん達に来ていただいて実演しました。「丹下左膳」(第5巻)のラストシーン。“パカパ、パカパ、パカパッパ~”と疾走する左膳の馬のひずめの音を、繰り返すと、皆さんが遠くを見るように紙芝居を見て下さったことが思い出されます。本当に、故郷のやさしさですね。
この家の12代目の当主が妻の弟の久(ひさ)さん。よき父親、よき夫、そしてよき地域のリーダーでもあります。この日、お盆の第一日目でしたが、忙しい仕事から解放されて自宅に戻ってもお盆の清掃に従事。障子紙の張り替えに精を出していました。
数十枚を張り替え中に、「ご苦労様!」と陣中見舞いのつもりで“手作りのハイボール”をサービスしたところ、「うまい!」と3杯、お代わり。真っ赤になって、倒れそうになりながら最後まで、障子張りを貫徹していました。“いよッ!偉い、ご立派!”(ねじり鉢巻きの方が12代目です)
十日町市川西のお姉さん夫婦にお世話になりました
二日目は、姉夫婦の高橋家におじゃましました。旧川西町は、信濃川の河岸段丘に拡がる町。近所には有名な温泉や神社があり、過疎化の課題を抱えながらもコミュニティの充実に皆が力を合わせている地域。その中で夫の“勇さん”は多方面で大活躍の方。
新潟国際情報大学のさまざまな国際交流イベントや自治体の外国人ホームステイに率先して協力。そのホスピタリティは、自然で温かく、本当に磨き抜かれています。
この日も、自宅の特設会場でバーべキュ―で楽しませてくれました。また、毎日夕方になると激しい雷雨があることを想定した“勇さん”は、公務から帰宅後にすぐに息子達を指揮して、“会場”の天幕にブルーシートを布設してくれました。予想通り、この夜は2回の激しい降雨がありましたが、まったく濡れることなく酔いしれてしまいました。本当にありがとうございました。
子ども達は父の背中を見て育つ !
すばらしい父と母。その3人の子ども達は、いずれも眉目秀麗で人柄もよく、息子のいない“なつかし亭”はいつも羨ましい限りです。長男は“ナオ”、次男は“モト”、そして三男は“ダイ”。本当にかっこいいよ。いつまでも“父の背中を忘れないでね!”
この家族を束ねるおばあちゃまは“フジさん”。魅力的です。家族の中心で、いつも強く、やさしい。この日は、お嫁さんの徳子さんと“ケイ”に囲まれました。この「徳子さん、ケイさん」の姉妹はかつて新発田で「菅谷の小町姉妹」と噂された美人のふたり。遠くで見ると、その面影は全く変わりません。おばあちゃまも加えて
“姉妹プラス1”のワンショットです。おっと、忘れていけない、もう一人。ワンショットのワン、で存在感が光る愛犬の“ミミちゃん”です。
長い夏の短い休みが過ぎました
思う出がたくさん残った夏休みが終わりました。とりわけ厳しい夏の暑さ。でもこの夏の暑さ、厳しさがあってこそ“秋のみのり”があるのです。ありがたいなあ~。よかった。と暑さにも感謝したくなる“なつかし亭”のお盆でした。本当にありがとうございます。(そして、お盆に来て下さったご先祖様!ありがとうございました。)