なつかし亭を見る

寿センター保育所で、愉快痛快人生のてんこ盛り紙芝居!

 一年のうちで心待ちにその日を待つという日があります。50年ぶりの同窓会だったり、憧れの人との出会いであったりと、それはさまざま。この日の紙芝居は、私にとって心待ちしていた一日でした。
 寿センター保育所は、正式名称は「社会福祉法人 神奈川県匡済会 寿福祉センター保育所」という長い名称。でも、「昭和43年開園の、今年で43年の長い歴史の保育園」「園長(所長)先生は、この43年間この街と保育園を温かくやさしく見守り育てた人」と説明されると分かりやすい。
 そこで約50人の園児達に「こねこのしろちゃん」「げたにばける」そして街頭紙芝居の「まぼろし探偵長」第2巻、「少年ジエットマン」第27巻を上演しました。子ども達には、園長先生の配慮で“ぺろぺろキャンデー”(不二家)他のお菓子をご用意いただき、紙芝居を食べながら見ていただきました(ぺろぺろキャンデーはお土産用です)。

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街の保育園、園長先生は町内会長

 村田由夫園長先生は福祉業界では大変著名な方。保育園だけではなく様々な方々へ福祉の取り組みを率先して実施されてきた。この寿町周辺は昔から労働者の街として東京の千住周辺の一部とともに関東ではよく知られた街でもあった。その街で保育園の運営は語りつくせぬドラマと苦労があったに違いない。そして、今では町内会長まで引き受けているという。寿福祉センター保育所は、子どもだけでなく大人達の“心の保育園”だったのかもしれないと気がついた。(よく今日まで続けて下さいました!)
 温厚でやさしい。苦労話は似合わないお人柄。あふれるユーモアと存在感になつかし亭は、この園長先生にお会いすることが楽しみで待っている。園長先生を支える、美人で利発な南雲主任、そしてこの日お会いした藤岡さん達、神奈川県匡済会の厚い人脈が陰日向にこの園を支えている。

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まぼろし探偵長の活躍はどうなるか?

 南雲主任が気にされる“まぼろし探偵長”第3巻は年長さんの子ども達もみんな気になるところ。ギャング団に襲われた現金輸送車、その救出に向かう猛スピードの探偵長のオートバイ。終了後に、子ども達は、「次は3巻、4巻持ってきて」「11巻まで作って置いて下さい!」と。本当に可愛く、楽しく、愉快な“お客様”達でした。
 寿センター保育所に巡業するたびに思うのは、紙芝居の楽しさと合わせて、関係者のみなさんの前向きで、明るく楽しい姿勢。皆様から人生の紙芝居を見せていただくような気がします。さて、次回の訪問は?私も紙芝居の続きを待つように、わくわくドキドキ。なつかし亭もぜひ、皆様の応援団の一人になりたいです。どうぞよろしくお願いいたします。