新潟県胎内市(旧黒川村)の黒川病院は認知症等を含む、子どもから大人まで全世代の方々の精神疾患専門病院です。

8月15日、入院中の患者さんたちに街頭紙芝居を上演。名門病院での紙芝居に私も感動しました。

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 国道7号線の緑豊かな自然の中にやさしくたたづむ黒川病院は地域医療、とりわけ高齢者医療の輝く星です。初代の馬場金太郎先生の熱い思いを継承する関野院長先生を中心とするスタッフの方々は人間としても円熟した超一流の方々ばかりです。

 私の大切な家族がお世話になったことが直接の契機ですが、関野先生のやさしくあたたかいお人柄に、本人はもちろん家族も不安と悲しみが一度に吹き飛んだ思いでした。

 それにしても急速な超高齢社会。行政や地域、そして患者や家族からの要望や期待は膨らむばかりです。そのような中で病院を支えるために何かできることをさせて欲しいと念願しておりましたが、この日上演をお許しいただきました。

街頭紙芝居で昭和のなつかしい時代を思い出していただきました。素晴らしいお客様でした。

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 今回のお客様は高齢者が多数でしたが、なつかし亭は神奈川県主催の”引きこもりがちな青年”を対象とした紙芝居によるコミュニケーション講座を毎年担当しています。また”精神障碍者生活支援センター”でも紙芝居を上演しています。いつも感じることは、世代や年齢を問わず皆様が紙芝居の”半径3メートル”のやさしくあたたかい世界に安心して飛び込んでくださることです。一緒に楽しませていただける実感は、私もこれまで紙芝居を続けてきて本当に良かった、と感じる一瞬です。 

 残暑の厳しいお盆のこの日。でも周辺の緑の木陰の風には少しだけ秋のにおいも感じます。厳しい夏もそろそろ終わりでしょうか。

 近藤婦長、川端さん他皆様、本当にありがとうございました。また、今回の街頭紙芝居の続きをぜひ上演させてください。ありがとうございます。